脱炭素ビルリノベ事業/補助対象・補助金額等
補助対象設備
SIIがあらかじめ定めたエネルギー消費効率等の基準を満たし、SIIが補助対象設備として登録及び、公表している設備を導入すること。 なお、断熱窓、断熱材、空調設備、照明設備については、令和6年7月1日(月)以降は、GX推進の取り組みに関する表明を行った者により製品登録された製品に限り、補助対象とする。
補助対象範囲及び各設備の要件は以下のとおりとする。
建築外皮
種別 | 基準値 | ||
---|---|---|---|
熱貫流率 [W/(㎡・K)] | |||
ガラス交換 ※1 | Ug1.9 以下 又は Uw3.5 以下 | ||
外窓交換(カバー工法) ※2 | Ug1.9 以下 又は Uw3.5 以下 | ||
外窓交換(はつり工法) ※3 | Ug1.9 以下 又は Uw3.5 以下 | ||
内窓設置 ※4 | Uw1.9 以下 |
- ※1 既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事をいう。
障子(ガラス+フレーム)のみを交換(枠を交換しない、又は新たに設置しない)は、ガラス交換として取り扱う。 - ※2 既存窓の障子を取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事。
- ※3 既存窓の障子及び窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事。
- ※4 既存窓の内側に新たに窓を新設するもの、又は既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事。
補助対象建築物
本事業の交付要件を満たし、ZEB基準の水準の省エネルギー性能の実現に必要な省エネ・省CO2性の高いシステムや高性能製品を導入する事業のうち、以下の建物用途の民生建築物を補助対象建築物とする。
1.補助対象建築物一覧表
建築物省エネ法上の基準省令で定められた用途 | 対象用途の具体例 ※1 | |||
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事務所等 | 事務所 、官公署 | |||
ホテル等 | ホテル、旅館 | |||
病院等 | 病院、老人ホーム、福祉ホーム ※2 | |||
百貨店等 | 百貨店、マーケット | |||
学校等 | 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、大学、高等専門学校、専修学校、各種学校 | |||
飲食店等 | 飲食店、食堂、喫茶店 | |||
集会所等 | 図書館 | 図書館、博物館 | ||
体育館 | 体育館、公会堂、集会場、ボーリング場、劇場、アスレチック場、スケート場、公衆浴場、競馬場又は競輪場 | |||
映画館 | 映画館、カラオケボックス |
- ※1 その他これらに類する用途に供されるとSIIにおいて判断される建築物。
- ※2 サービス付き高齢者向け住宅等の施設は、建築確認申請の建物用途が非住宅の場合に限り申請可能とする。
2.補助対象外建築物
用途例 | 対象用途の具体例 |
---|---|
工場等 | 工場、畜舎、自動車車庫、自転車駐車場、倉庫、卸売市場、火葬場等 |
住 宅 | 集合住宅(賃貸、分譲問わず)、寮、戸建住宅、別荘等 |
- ② 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条1項1号及び4号に該当する建物ならびに「性風俗関連特殊営業」を主に営む建築物
3.複数の用途を含む建築物の申請について
申請対象部分の用途、及び建築物の主たる用途が補助対象建物用途に限り申請対象とする。
ただし、以下の要件を満たすこと。
- ① 複数の用途を含む建築物を申請する場合は、建物用途毎にBEIを達成すること。
- ② 複数用途建築物の一部を申請する場合は、建物全体(評価対象外を含む非住宅部分)で20%以上を削減すること。
- ※ 判断がつかない場合は、SIIへ相談すること。
定額補助金額
補助対象設備の種別(性能区分)又は能力に基づく定額とし、製品区分毎に補助金額を算出する。
製品区分 | 算出方法 | ||
---|---|---|---|
断熱窓 | 製品の種別当たりの補助金額 [円/㎡]× 窓面積[㎡] |
建築外皮
断熱改修については、補助対象製品が補助対象基準を満たすことを前提に、より高い基準を満たす補助対象製品をSランクと定め、Sランク以上は定額の引き上げを行う。
交付申請を行う前に、導入を検討している補助対象製品の性能値を把握し、適用される定額の確認を行うこと。
種別 | 補助単価設定の 考え方 |
性能値 (熱貫流率) [W/(㎡・K)] |
窓面積当たりの 補助金額 (円/㎡) |
---|---|---|---|
ガラス交換 | SSランク | Ug1.1以下 又は Uw2.3以下 |
21,000 |
Sランク | Ug1.5以下 又は Uw2.9以下 |
17,000 | |
Aランク | Ug1.9以下 又は Uw3.5以下 |
14,000 | |
外窓交換 (カバー工法・ はつり工法) |
SSランク | Ug1.1以下 又は Uw2.3以下 |
47,000 |
Sランク | Ug1.5以下 又は Uw2.9以下 |
40,000 | |
Aランク | Ug1.9以下 又は Uw3.5以下 |
36,000 | |
内窓設置 | SSランク | Uw1.1以下 | 38,000 |
Sランク | Uw1.5以下 | 29,000 | |
Aランク | Uw1.9以下 | 23,000 |
申請単位及び補助金限度額
原則、建築基準法で定める一の建築物の単位を1事業として申請すること。
補助金額の上限額及び下限額は、以下のとおりとする。
なお、1事業者あたりの申請件数の上限は5件とする。
- 上限額:1事業あたり 10億円
- 下限額:1事業あたり 5百万円
※ 補助金額の合計が10億円を超える申請であっても、10億円を上限に交付決定を行う。