住宅・建築物の省エネルギー基準とエコガラスについて

ガラス仕様と確認記号

基準適合の判断を容易にするため、ガラスの確認記号を定めました (H29適合義務から適用予定)

ガラス建築確認記号のルール 

  • *複層ガラスの省エネ基準における仕様と性能を表しており、イ・ロ・ハ・二の順で表示を行う。
  • *単板ガラスは、表示を行わなくても良い。但し、記号としてはTが使われる。
ガラスの定義並びに判断ルールについて
  • ① 複層ガラスを構成する板ガラスはJIS R 3106、R 3107の適用範囲の板ガラス類とし、ガラス厚による影響はないものとする。適用範囲外の板ガラス等については、本資料のURL(https://www.ecoglass.jp/residential-building/images/glass-spec.pdf)にある、「特殊板ガラス製品の熱性能等に関する取扱い」の記載に従う。
  • ② Low-E複層ガラスとは、構成するガラスの中で、垂直放射率が0.2以下の低放射膜を有するLow-Eガラスを1枚以上使用した複層ガラスを指す。Low-E複層ガラスにおけるLow-Eガラスの位置などは特に定めない。ただし二層の複層ガラスにLow-Eガラスを2枚用いても1枚と見なす。
  • ③ Low-E複層ガラスの日射区分(「取得型」、「遮蔽型」)ついては、JIS R 3106の夏期の日射熱取得率の値が0.50以上のものを「取得型」、0.49以下のものを「遮蔽型」と判断する。なお、ガラスの層数、ガラス厚み、中空層厚み、Low-Eガラスの配置、中空層の気体の種類等によらず、次に示す基本構成のLow-E複層ガラスの日射熱取得率の値で日射区分を判断してもよい。
    基本構成のLow-E複層ガラス
    [室外側]Low-Eガラス(3ミリ)+空気層(12ミリ)+透明フロート板ガラス(3ミリ)[室内側]
  • ④ 合せガラスについては、複層ガラス、Low-E複層ガラスの定義における板ガラスの枚数の取扱いとして、JISの定めに関わらずガラス枚数は1枚として取扱う。
  • ⑤ 中空層の気体の種類で、断熱性ガスとは、アルゴンガスもしくはクリプトンガスを指す。Low-E複層ガラスのみ、中空層の気体種類を分類する。また、Low-E三層複層ガラスの場合、断熱性ガスを片方の中空層のみに入れた場合は、ガス入りとはみなさない。
  • ⑥ 中空層とは、2枚の板ガラスを封止した一様の空げきに乾燥気体を満たした層を指す。中空層の厚さは6から16ミリとする。6ミリ以下は「06」とし、16ミリ以上は「16」とする。
  • ⑦ 三層複層ガラスの中空層は、片側の中空層厚さを指す。三層複層ガラスで、2つの中空層の厚さが異なる場合は、2つの中空層の平均値とし小数点以下は切り捨てる。もしくは、薄い層の中空層厚さとする。
  • ⑧ 単板ガラス「T」には、フロート板ガラス、熱線吸収板ガラス並びに熱線反射ガラス、網(線)入板ガラス、高透過ガラス、型板ガラス、すり板ガラス、フロスト又はタペストリー加工ガラス、セラミック印刷ガラス、それらからなる合わせガラス、強化ガラス、倍強度ガラス、耐熱板ガラス並びにそれらを曲げたガラスを含む。
ガラスラベルに確認記号が記載されます (H29適合義務から適用予定)

ガラスラベル見本



確認記号の表示例

主なガラス種類の確認記号は以下の通りです。

主なガラス種類の確認記号のサンプル

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