事例紹介/リフォーム

シンプルリフォーム、家族で風景を楽しむ窓

窓から快適、リフォームレポート -埼玉県 T邸-

Profile Data
立地 埼玉県所沢市
住宅形態 RC5階建てマンション(2008年竣工)
住まい手 夫婦+子ども2人
間取り 3LDK
リフォーム工期 2012年7月
窓リフォームに使用した主なガラス エコガラス(真空ガラス)/真空複層ガラス
工事費用 約66万円
利用した補助金等 住宅エコポイント/省エネリフォーム減税(所得税)


管理会社の情報からリフォームを思い立つ

5階建てマンションの住戸の窓は、防火上の規制ですべて網入ガラスになっているという。
4歳と4ヶ月の娘さんふたりとの4人家族。「ガラス交換の窓リフォームは、工事後も部屋の雰囲気が前と変わらない。その安心感がいいなと思います」

埼玉県の中核都市として存在感を放つ所沢市。34万を数える人口は今も増え続け、多くの集合住宅、野球場などのスポーツ施設、遊園地まで擁する町です。

その中心部・駅前エリアに、Tさんご一家の住むマンションは建っています。
大学入学とともに所沢の住民となり、現在の職場もここ、というTさんは、2008年の竣工時に家族を連れて居を移しました。

当初から窓まわりの結露、そして寒さが気になったといい「寝室とリビングがとくに多くて、結露防止シートをずっと張っていましたが、効果は今ひとつでした」と、結露拭き取り係だった奥様は振り返ります。

窓リフォームが実現したのは、入居4年目の2012年7月でした。
きっかけは、マンションの管理会社が発行する冊子で見つけたリフォームのキャンペーン情報。「工事費込みで内窓を安くつけられるというお知らせを見て、管理人さんに相談したんです。そうしたら、反対側の住戸に住んでいる方も結露が大変だったそうで、ガラス屋さんから資料を取り寄せていて。それも見せてもらいました」

本気でリフォームを考え始めたご夫妻はインターネットで情報収集に励み、やがて独自に何軒かのガラス販売店に見積を依頼します。「管理会社のキャンペーンは、アタッチメントやふかし枠をつけると結局は値段が上がってしまったので(笑)」

そして、相見積した3社のうちもっともレスポンスが早く、対応・価格ともに納得できたのが、ご近所に見せてもらった資料を作成したガラス店「窓工房」だったのです。


エアコン設定温度が2℃も上がった

リビングと隣り合う和室には、南のバルコニー側に掃き出し窓、東面に腰高窓があり、どちらもガラス交換のリフォームを行った。
和室の窓は、中央の召し合わせ框が室内側に4cm近く張り出しており、ここに内窓をつければ畳に干渉してしまう状態。ガラス交換は必然だった。
現在は納戸となっている子ども部屋。東面の窓は、真空複層ガラスでエコリフォームされた。

T邸ではリビングと寝室の窓をエコガラスに、その他の窓は真空複層ガラスに交換しています。
当初は結露がひどいリビングと寝室だけ、とも考えましたが「エコポイントや減税などの優遇もあるし、後から残りを換えるのも手間がかかる」と、思い切って全部の窓を一気にリフォームしました。

そろって北海道出身で二重窓の生活に慣れていたご夫妻は、はじめは内窓設置を考えていたそうです。しかし管理会社による最初の見積で、畳と干渉するために和室には内窓がつけられないことが判明。同時に、サッシはそのままでガラスのみを交換する方法があると知ります。

「内窓はどうしても狭くなるし、片方だけガラス交換にすると統一性がない気がして。そこで、結露が一番ひどくてサッシまでぬれてしまう寝室の窓だけ内窓にして、ほかはガラス交換にした場合の見積を、窓工房さんにはお願いしました」

さらにここで、真空層とLow-Eガラスとでできたエコガラスである「真空ガラス」との出会いがありました。
最初は真空複層ガラスしか知らなかったというTさん、見積に訪れた窓工房の小曽根友和さんによる真空ガラスのデモを見て「こっちの方がいいな!って(笑)。価格のこともあるので全部は無理だけど、日中長く過ごすところで一番結露がいやなところであるリビングを、真空ガラスにしようと思いました」

工事後の変化はどうでしょう。
「エアコンの設定温度が上がりました。以前は26~27℃でしたが、リフォームしてからは29℃です。28℃だと、子どもの手足が冷たくなるくらい寒くなってくることもあります」
震災の後は節電意識を持ち、なるべく窓開けと扇風機とで過ごしてきたというTさん。そのご一家がエアコンのスイッチを入れるのは相当暑い日のはず…エコガラスの断熱力が感じられます。
さらに、広いバルコニーと大きな庇の効果で直射日光がほとんど室内に入らないことも、温度上昇を抑えるのに一役買っているようです。

防音という、予想外の効果もあったそうです。
「前の道路は交通量が多く、雨が降ったときのタイヤの音も気になっていました。今は雨が降っていることにも気づきません」


景色を楽しみたいから、内と外をつなぐ窓はシンプルに

北側窓に内窓がつけられた寝室。室内側への出っ張りもほとんどなく、木目調のインテリアと自然になじんでいる。
キッチンから見渡すと、ソファーを境に左が和室、右がリビング。並んだ2つの掃き出し窓を「片方は内窓、片方はガラス交換したら統一感がなくなる」との思いが、リビング側のガラス交換を決定づけた。
ソファーからの眺め。ここに内窓がついたら「景色が狭くなる気がして」奥様の言葉に納得。
娘さんを驚かせた「窓のテンテン」がLow-Eガラスの間の真空層を支える真空ガラス。

印象的だったのは、ご夫妻が「インテリアの一部としての窓」という目線をはっきり持っておられることでした。
すべての窓にシルバーの枠が使われているT邸で、寝室の内窓はベッドや家具に合わせて木目調を選択。もともと額縁に奥行きがある窓で「内側に出っ張ってくることもありませんでした」との言葉通り、すっきりと室内になじんでいます。

リビングの掃き出し窓をガラス交換としたのは、和室の窓に内窓がつけられなかったことも決定要素のひとつとなりました。
T邸では結露に悩んだ経験から、家の中にできるだけ温度差ができないよう、普段から室内の建具を「押し入れも含めて何もかも」全開にしているそうです。そこで、隣り合うリビングと和室の掃き出し窓がインテリアとしての統一感を保つよう、どちらもガラス交換にしたというのです。
さらに「冷静に考えて、やはり7cmも出っ張りがあると狭くなりますし。工事の前と印象が変わらないという面も、ガラス交換を選んだ決め手ですね」

そしてリフォーム後のもうひとつの発見。それは「窓を通じた外の風景との関わり」でした。

奥様は語ります。「私は外が見えるのが好きなので、普段はレースのカーテンも閉めません、夜になっても(笑)。リビングでは授乳時などによくソファーに座っていますが、ここから外を眺めるとき、もし内窓だったらどうしても景色が狭くなりますよね。二重のフィルターがかかっちゃう感じ。それがないのは、やっぱりよかったなあと思います」

バルコニーには赤い実をつけたミニトマトやキュウリ、観葉植物の鉢が並び、その向こうにまちの風景が広がります。すでに仕事に復帰している奥様が娘さんを胸に抱いて過ごす大切な時間、視線を受けとめる景色を遮るものはできるだけ少ない方が、もちろん気持ちいいでしょう。
光を取り入れ、新鮮な空気の出入口となるだけでなく、内にいる者と外の世界をつなぐこと。窓に与えられた役割を思い出させてくれるエピソードです。

工事終了後、保育園から帰宅した上のお嬢さんの最初の言葉は「窓ガラスにテンテンがある!」だったそう。真空ガラスを特徴づける微小なスペーサーに気づいたことにTさんご夫妻もびっくり、「子どもはすごいですよね(笑)」。

テンテンごしに風景を見、暑さ寒さからは守られながら、この家で育つ子どもたちが健やかでありますように。ひそかに祈りながら、T邸をあとにしました。


窓工房


取材日:2012年8月3日
取材・文:二階幸恵
撮影:渡辺洋司(わたなべスタジオ)
エコリフォーム成功のポイント
  • 内窓とガラス交換それぞれの特性を把握する
  • インテリアの一部として窓のデザインをとらえる

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