事例紹介/リフォーム

ようこそ、我が家へ 
〜すべては"完成されたくつろぎ"のために。計算しつくされた週末住宅〜

開口部にこだわった新築レポート -こだわりの家 長野県 N邸-


窓は、単なる家のパーツではありません。光の取り込み、風の通り道、断熱・防音、眺望、インテリアetc……と、 生活を快適に保つさまざまな役目をあわせもっています。そう、開口部にこだわるということは、生活にこだわるということ。 そんな生活にこだわるご家族のお住まいを拝見しました。

森の中の瀟洒な片屋根が目印

軽井沢の限りなく広い空が広がる

軽井沢の限りなく広い空が広がる

床は全部スマトラカリンの無垢材

床は全部スマトラカリンの無垢材

JR軽井沢駅を出てにぎやかな通りから遠ざかるように、中軽井沢方面にゆっくり歩いて約十数分。通りから少し入ると、背の高い木々のうしろにしっとりとした趣のある洋風の片屋根の建物が見えます。2006年末に週末住宅として建てられたN様のお宅です。

シックな木のドアから一歩足を踏み入れると、広々とした吹き抜けのリビングを中心としたゆったりした空間が広がります。

約50坪の家の中は、薪ストーブ、ベッドやテーブル以外にこまごまとした家具もなく、生活の匂いはほとんどしません。白い壁とスマトラカリンの濃い茶色の床とのコントラストがすっきりとした印象です。

N様は、平日は東京で過ごし、月に2回ほど週末にここにいらっしゃるほか、夏休みや冬休みなどの長いお休みもここで過ごされています。

「平日が忙しい程、週末はのんびりとしたいんです」とN様。滞在中はあえて人が集まる場所には行かず、ここを起点にゴルフやテニス、そして音楽や映像を楽しんでいるそうです。お友だちやご親戚、取引先の方を招くことも多いそうですが、みなさん、そんな静かな過ごし方に満足されているとか。


窓から見えるのはセレクトされたとびきりの風景

やわらかな光が差し込むリビング

やわらかな光が差し込むリビング

林をのぞみながらジャグジー!

林をのぞみながらジャグジー!

この家を建てるにあたって、吹き抜けにこだわったとN様。

「明るく、高さのある広がりがほしかったんです」

要望はそのまま生かされ、リビングの南面の吹き抜け部分の大きな窓からの光が、家全体にゆきわたっています。

そのほか、トップライト2ヵ所をはじめ、日のあたらない場所がないほど随所に窓があります。

N邸の窓の役割は光や明るさをとりこむだけではありません。シンプルで機能的な屋内と、自然あふれる軽井沢の屋外の空間をつないでいるのがこれら大小さまざまの窓です。吹き抜けの窓からは家の前ののびやかな木の幹が、ダイニングの西には緑美しい林が、というようにそれぞれの窓から違った景色が見えます。それぞれが奥行きのある風景で、見飽きることがありません。それだけでなく、屋内にいながら自然の中にいるような錯覚さえ起こります。切り取られた一枚絵のような窓からの眺めは、夜になると、美しい星空が楽しめます。

このような窓からの眺めは、偶然ではありません。どの窓も位置だけでなく、高さや角度も計算してつくられたものです。

「建築家の河辺先生は何度もここに通って窓からの景色を選んでいましたよ」とN様。じつはこの場所は軽井沢でも住宅が比較的多いエリア、無造作に窓の位置を決めてしまうと、隣の家の壁しか見えない窓もできてしまいます。熟考を重ね、住宅の見えない角度と位置にだけ窓を設けてあります。

もちろん、外の風景だけを選んでいたのではありません。リビングの窓越しに見えるガレージという、ひと味違った風景もあります。N様の四駆の車もまた軽井沢らしい景色かもしれません。


リフレッシュの空間だからことこだわりを大事にしたい

土台と一体になったモニターの台

土台と一体になったモニターの台

2階のベッドルーム。東面から差し込む朝日で心地よく朝を迎えられるとか

2階のベッドルーム。東面から差し込む朝日で心地よく朝を迎えられるとか

設計段階でN様が建築家にお願いしたのは、(1)バリアフリー(2)蓄熱暖房と薪ストーブ(3)高機密外断熱で1年中使える家、(4)ビルトインガレージ(5)大きな吹き抜け、(6)ホームシアターというような、いくつかのこだわりでした。

「避暑地とはいえ、1年中使えるような仕様の家にしたかったので、これだけはという項目を最初に提示しました」。必須事項だけを提示 し、部屋の間取りや、細かな仕様などは建築家に一任したそうです。細かな指示をしなかった分、建築家が知恵を絞ったアイディアが随所にみられます。

たとえば、リビングに備えつけられた大型テレビの台。土台のコンクリートと一体になっているため、強度も抜群です。もちろん配線もきれ いに収納され、見た目もすっきり。さらに、窓辺の梁にはスクリーンを完全収納という仕掛けがあり、夜は窓が全面スクリーンの本格的なホームシアターに早変 わりします。

また、白い壁だけだと単調になりやすいからと、壁面に大理石の削りだしを埋め込んだり、高さをだすためにドアを特注するなど、建築家の提案も生かされています。

「ほかにも、ちょっとしたことで、私がこんなのがいいなあと言うと、素人には考えつかないような選択肢をくりだしてくれるんです。それを私がチョイスするということを繰り返して、自分なりのものができていく楽しみがありました」とN様。

土地を入手してから竣工まで、じっくりと時間と手間をかけて作る過程も楽しまれたようです。

 


いつ来てもくつろげる広がりのある空間

車も景色のひとつ。窓の外を見ながら音楽を楽しめる書斎

車も景色のひとつ。窓の外を見ながら音楽を楽しめる書斎

和室のゲストルームも。階段を上るとロフト

和室のゲストルームも。階段を上るとロフト

3面窓で明るい寝室

3面窓で明るい寝室

お気に入りのソファでくつろぐN様

お気に入りのソファでくつろぐN様

ゆったりとリビングで過ごすことを大事にされているN様。間取りは、1階はLDKのほか書斎、ベッドルーム、バスルーム、2階はベッドルームが3つにパウダールームと盛りだくさん。ところが、ほとんどのスペースが、リビングの吹き抜けを中心に配置されているので、区切られた感じはありません。

また、2階にある3つのベッドルームは寝るとき以外は基本的に閉め切らないようにしていることもあって、西の端にあるダイニングテーブルから2階のベッドルームの窓からの風景ものぞめ、家全体の奥行きが感じられ、ゆったり感があります。

この開放感のある間取りは、高機密外断熱にしたことによって、より快適になっています。

冬、床下コンクリートを暖め、その熱を家中に巡らせる蓄熱暖房を採用。暖かい空気をゆるやかに家中を巡らせて温度を一定に保つには、この間取りが最適です。また高機密外断熱によって、暖めた空気を逃がさず外の冷気を遮断します。さらに、薪ストーブの煙突からも輻射熱の暖かさが加わり、「温度設定は18〜20度なのに、暑いほど」だそうです。

一方、夏。もともと軽井沢は、夏は涼しいのでと、N邸はエアコンを設置していませんが、窓などの開口部から天然の涼を取り入れてくれます。窓がいい位置にあることは重要です。

週末住宅はいくらこだわってつくっても、そこで過ごす機会が少ないともったいないのですが、N様は週日に帰宅するかのように、定期的に通われています。それはきっと、いつでも快適にくつろげる仕掛けと仕様が備わっているという、家自体のホスピタリティのおかげかもしれません。


今月の家を手がけた建築家:河辺 近 取材企画協力:OZONE家づくりサポート <建築家選びから住宅の完成までをコーディネートする機関です>

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