工務店・ガラス店のみなさま/スペシャルインタビュー

ガラス屋さんはいつも生まれ変わっていかなければ(後編)

中西繁樹(なかにし・しげき)
1965年生まれ。(有)旭建硝 代表取締役。
小学5年より「小遣い稼ぎ」として家業に携わる。30才で代表取締役に就任。 本業の他、「地球温暖化対策地域協議会 窓から環境を考える会」副会長として、地域の環境イベントの主催、全国各地の省エネリフォームセミナーでの講演等、さまざまなエコリフォーム普及活動にも取り組む。特技はコンピュータープログラミング。


エコガラスお勧めの極意は、豊富な知識+自宅窓での実証

「特に行政は、中央も地方もすぐにインターネット上で情報開示するようになってきているので、しっかりチェックしています」

「特に行政は、中央も地方もすぐにインターネット上で情報開示するようになってきているので、しっかりチェックしています」

――エコガラスは高価で、性能リフォームの効果は直接目には見えません。どうやってお勧めするのですか。

お客さんには、エコガラスに換えると住まいの環境がどう変わるか、長いスパンで考えれば絶対得ですよと話します。何より窓から熱が逃げないことで部屋全体が暖かくなる。このあたりをきちんと説明すればエコガラスを選んでくださいますね。

――説得力のある説明が肝心だと。

そうですね。
エコガラスや省エネ関連の情報収集にはインターネットは有益だと思います。IBEC(財団法人建築環境・省エネルギー機構)の講習会もあるし、NEDOなどの公的機関も親切に教えてくれます。

あと、僕は新しいガラスが出るたびに自宅の窓ガラスを換えるんですよ。性能や施工の仕方が確認できるし、撮った写真をお客さんに見せれば成約率も変わってきます。
おかげでうちの窓はひどいものですよ(笑)


異業種仲間とのチームづくりが仕事の幅を広げる

窓から環境を考える会が主催した、住宅版エコポイントに関する一般向けセミナー風景。

窓から環境を考える会が主催した、住宅版エコポイントに関する一般向けセミナー風景。

「今は国が『窓がんばれ』と、応援してくれている。だからガラス屋さんが一生懸命仲間を見つけて、積極的にやらないと」

「今は国が『窓がんばれ』と、応援してくれている。だからガラス屋さんが一生懸命仲間を見つけて、積極的にやらないと」

――異業種の方々との協働も多いですね。

建設・解体・リフォームから不動産、金融や保険業界まで信頼できる仲間がいます。僕の業務はガラスですが、チームを組むことで総合的なリフォームや新築の案件も受けます。
各専門分野のもと「それはお客さんのためにならないんじゃないか」といった意見も平気で言い合いながら、協力して仕事を進められる仲間なんです。

――建築の省エネ化の普及をめざす団体での活動もされています。

「地球温暖化対策地域協議会 窓から環境を考える会」は、環境省に登録された任意団体です。一般の方向けに住宅の省エネや温暖化防止のセミナーを開いたり、行政の後援で地域の環境イベントも主催します。

――イベントではどんなことを?

僕僕たち開口部事業者のほか、大工さんや設計士さん、設備屋さんもサンプルや図面を持ち寄ってお祭り風にワイワイと展示をします。リフォーム案件のエネルギー消費データの展示や検証・診断も。

イベントやセミナーの来場者から後日「リフォームを考えているので診断して」といった連絡が入れば、仲間と乗り込んで相談にのります。さらに仕事となったら「考える会」会員+外部も加えての入札です。

――啓蒙だけでなく、ご商売につながっているのですね。

つなげないと続けるお金も出てきませんから。売上の数%は会に寄付してくれるように、との話もしています。

ガラス屋さんは小さい商売なので、今後は食われてしまわないよう自ら仕事をとってこなくちゃならない。他の業種も同じです。設備屋さんや大工さんなど、小さいけれど真面目にやっている人たちが街にはたくさんいる。

その中でやる気のある人が助け合い、組織化して行政の後援も受けつつ活動すれば、信用が全然違ってきます。それを、今後も商売を続ける中でのセーフティネットにしたいというのが、団体立ち上げ時の発想でした。


「性能リフォームの総合窓口」として生き残る

窓から環境を考える会が主催した、住宅版エコポイントに関する一般向けセミナー風景。

――お話からご商売に対する切実さが伝わってきます。

「たぶんガラス屋さんはなくなる」ー。本当のところ、それが僕の思いです。今やガラスや窓を扱うのは設備屋さんでもリフォーム屋さんでもいいんですから。

――では、ガラス屋さんはどうなるのですか。

建築界自体がのんびりしているだけで、いつつぶれてもおかしくないですよこの業界は。
だけどここでガラス屋さんが変わり、地域に根を張りながら省エネとか診断といったところで仲間と組織を組めれば、生き残れると思う。
新しい業態にまた生まれ変わらなければならない時がきているんだと思います。

――それはどういった業態?

僕のイメージでは「性能リフォームの総合窓口」ですね。性能を表看板に、仲間と組んでリフォーム診断から施工、検証まで全部でき、情報も発信する。

――今まさに中西さんが取り組んでいらっしゃることですね。

それを目指してやっています。
小さなところが今後生き残るにはネットワークを組み、行政のお墨付きがもらえるような体制を作り、さらには提案までしていく必要があるのではないでしょうか。
そのすべてをやれる。ガラス屋さんは今、そんなポジションにいると思うんですよ。


取材・文:二階幸恵
撮影:中谷正人
有限会社旭建硝
有限会社旭建硝 東京都練馬区
社員数 4名
ガラス・窓の修理/開口部リフォーム/エクステリア工事 等

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