故郷の愛知から、新天地である長野県上田市に会社を設立されました。
当時は何もない土地でしたが、長野オリンピック開催を前提に高速道路や新幹線の計画ができていました。全国に向いた商売をしようという思いでここを選んだのです。
当初は建築とは関係のない日用品を販売し、その後もさまざまなことをやりました。
なぜ、住宅向けの窓ガラスを?
きっかけはお客さまの要望です。
ボイラーメーカーの下請けでユニットバスの交換工事をしたとき、お施主さんが「窓ガラスを複層にしたいんだけど、どうしたらいいだろう」と話されました。たまたま事務所の隣にあったサッシ屋さんに聞いてみたら、すぐに交換できたんです。
寒い長野県では、窓はすぐ結露してみんなが困っています。なのに複層ガラスが売られていなかった。どうして? これこそ商機だと考えて、すぐ社内に提案しました。
でも最初は全員から「売れるわけない」って反対されてね(笑)あきらめずに、事務員とふたりで始めました。
今は国内5エリアに営業所を置き、他地域では代理店を通して、エコガラスをはじめとする自社開発製品の販売・施工サービスを全国展開しておられます。
会社設立時の生活用品販売で取引があったご縁で、全国のJAさんや生協さんを窓口にしています。
フリーダイヤルでは、お問い合わせくださったお客さまのお悩みをうかがいながら全国のJAや生協で開催している展示会のことなどもお知らせし、できるだけ多くの情報を提供しています。
各地の営業所で働くスタッフの方々の仕事ぶりが気になりますね。
全社員との個人面談を年に2~3回やっています。仕事の状況や悩みについて話してもらうほか、社員からの提案も聞きますね。マンネリが一番こわいですから。
自分が考えていることを伝えるのは、毎週月曜日の朝礼です。ほかに本社勤務の営業社員とは毎日何かしら話をするようにしています。