図書館といえば身近にあって当たり前と思いがちですが、国内には今でも公立図書館を持たない自治体が存在しています。
龍ケ崎市立中央図書館も、もとは市民の草の根運動から生まれた図書館。長く公民館内に設置された図書室だけだった状況に対し「ぜひ図書館をつくって」と市民の声が広がり、1986年に開館しました。
図書館が建っているのは市役所や文化会館、歴史民俗資料館などが集まる龍ケ崎市の文教ゾーンです。5年前に指定管理者制度を導入し、現在は24名のスタッフで運営しています。そのうち司書は13人で、これは全国平均の1館あたり設置人数の倍以上。行政も力を入れる、重要度の高い公共施設といえるでしょう。
エコガラスによる窓の断熱リフォームは、同じく市内にある『さんさん館子育て支援センター』とセットで行われました。
きっかけは龍ケ崎市内で工場を操業するガラスメーカーが、企業の百周年記念事業としてエコガラスの寄贈を市に申し出たことです。
図書館館内の環境改善になるならぜひと、話を受けて最初に動いたのが、市教育委員会文化・生涯学習課の武田早苗さんでした。
対象施設として決定後は情報共有のための書類や資料作りに奔走。2018年11月に、ガラスメーカー担当者による現地調査までこぎつけました。